老子第四十八章

中国語のテキスト

wéixuéwéidàosǔnsǔnzhīyòusǔnzhīzhìwéi
wéiwéi
tiānxiàchángshìyǒushìtiānxià

翻訳

学問に励む者は、毎日知識を増やす。
道に励む者は、毎日欲望を減らす。
欲望を減らし、さらに減らし、ついに無為の境地に達する。
無為を実践すれば、何事も成し遂げられないことはない。
常に無為を実践することで、天下を治めることができる。
行動を好む者は、天下を治めることはできない。

注釈

学問をする者は、常に知識が不十分であることを恐れる。そのため、休むことなく努力を続ける。道を実践する者は、常に欲望から解放されることができないことを恐れる。そのため、休むことなく欲望を根絶することに努める。

「損」という字は、「欲望を減らし、無為に戻る」という意味である。人間の欲望は非常に多い。毎日減らしても、すぐに消えるわけではない。そのため、休むことなく減らし続ける必要がある。やがて欲望は尽き、無為の境地に達する。無為の境地に達すれば、道と同じになる。内面的には聖人となり、外面的には天下を治めることができる。

「無事」という言葉はここでは「無為」を意味する。

無為を実践する者は欲望がない。王が欲望がないなら、民は自然に正しくなる。民が自然に正しくなれば、天下の民は王を慕う。そうすれば、天下を治めることは手のひらを見るように容易い。このように、無為を実践すれば天下を治めることができることを示している。

天下の民は安らぎと静寂を好み、混乱と無秩序を嫌う。彼らは正義と慈悲深い君主に従い、暴力的で残酷な君主を捨てる。王がすべての占有から解放されれば、民は平和を享受し、天下は彼に従う。王が行動に従事すれば、民は多くの規則で疲れさせられ、苦しめられ、天下は彼を捨てる。

王が行動に従事すれば、欲望が生まれる。欲望が生まれれば、民は混乱し、騒ぎ立てる。民が混乱し、無秩序になると、王は民の愛情を失う。愛情を失えば、民は彼を捨て、親族も彼を避ける。このように、行動に従事すれば、天下を治めることはできないことを示している。老子は、無為を実践すれば天下を治めることができると言うのが正しい。

河上公によると、「取」という字はここでは「治」を意味する。